こども宅食事業
向日市こども育み宅食とは
一般社団法人FutureCreatioNが運営主体となり、向日市内の相対的貧困に直面している子育て世帯に対して、アウトリーチという手法で手を差し伸べ、これまで表に出てこなかった『助けて!相談したい!』という声を見つけ出し、サポートに繋げる取り組みです。このプロジェクトには、既に向日市で活躍している子育て支援団体等にも参画していただき、より良い向日市・住み良い向日市を創り上げる社会貢献事業の一環として実施されています。
こども宅食について
こども宅食とは
『こども宅食』は、一般社団法人こども宅食応援団が中心となり、全国的に拡大傾向にある子育て支援事業の一種です。日本では、7人に1人の子どもが相対的貧困に直面しているという統計データが出ています。絶対的貧困と異なり、相対的貧困は、非常に見えづらいことが大きな特徴です。そこで、この『こども宅食』では、そのような相対的貧困に直面している子どもがいるご家庭に定期的に食品をお届けします。
そして、この取り組みをきっかけにそのようなご家庭と繋がりをつくり、各ご家庭を見守りながら必要に応じて様々なサポートに結び付けていきます。
こども宅食が必要な理由
これまでの子育て支援では、本当にサポートを必要としているご家庭と繋がり、そのご家庭に対して支援を投じることは困難でした。そこで、こども宅食の存在意義は、次のような親子に手を差し伸べることです。
► つらい環境に置かれていても、一人で抱え込んでしまい、自ら助けをもとめられない。
► 苦しい状況に直面していても、周囲とのコミュニティーが希薄化し、誰かに『助けて』と主張することができない。
こども宅食を実施する目的は、食糧支援を入り口としたアウトリーチという手段によって、食品をご利用家庭に届けるだけではなく、食品の配送を通じて、ご利用家庭との間で関係性を構築し、生活を支えながら、そのご家庭の見守りを行うことです。
LINE等のSNS機能や配送時の対面によるご利用家庭とのやりとりの中で、安心した繋がりを少しづつ育てていくことで、生活状況を把握したり、状況が悪化するときの予兆を見つけていきます。そして、必要な情報や機会、適切な支援を提供していくことを目指しています。
この「とどける」「つながる」「つなげる」を実現することで、親子のつらいを見逃さず、手を差しのべる誰かがいる社会を目指していきたいと考えています。
※『こども宅食』についてより詳しく知りたい方は、一般社団法人こども宅食応援団ホームページをご覧ください。